山本由伸が語ったドジャースの真実「みんな才能だけでやってない」強さの背景にたゆまぬ努力「ムーキーが汗だくで」

 パドレスにサヨナラ勝ちし、喜ぶドジャースの山本(中央左)、大谷(同右)=6月18日(提供・共同通信社)
 ナインを自撮りする山本由伸。ミゲル・ロハスのインスタグラム(miggyslocker)より
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 ドジャースの山本由伸投手がオールスター前日のメディアデーで語った言葉がある。メジャー2年目、チームメートと接してきて分かったこと。「みんな才能だけでやってない」。チームの強さを実感するシーンを赤裸々に語った。

 「球場についたらムーキーとか汗だくになってますし、トレーニングルームにいったら試合の終盤で投げる投手がバリバリ、トレーニングしていたり。そういう練習量に驚きましたし、みんな才能だけでやってないんだなと。刺激というか、ショックじゃないですけど、そういう感じだった」

 そして「体の大きさじゃなく」とも語った山本。メジャーの舞台で活躍するため、実績を残している選手ですら懸命にトレーニングを行う。その空気を肌で感じながら、山本も体のケアやトレーニングに尽力する。日本では得られなかった刺激を受けていることが、メジャー挑戦2年目の躍進につながっている。

 前半戦をナ・リーグ西地区首位、リーグ最高勝率で終えたドジャース。だが決して順風満帆とは言えなかった。先発投手陣の柱として期待されたスネル、グラスノーが離脱。窮地に陥る中、山本は開幕からローテを守り、投手陣でトップのイニング消化数をマークした。

 野手陣でもベッツが不振に陥り、故障者が続出した。それでも誰かがカバーし、チームとしての勢いが失われることはなかった。そんな戦いぶりから「チームワークの大切さを学んだ。誰かが苦しい時に背中を押す。そういうチームワークの大切さを学びました」という。

 後半戦は地区優勝、そしてプレーオフを睨みつつの戦いになる。開幕から登板間隔を詰めることを想定しながら調整していることも明かし「トレーナーさんと話をしながら、中4日に関してもこれだと投げられる。毎週、トレーナーさんとシミュレーションしながら投げられている」と山本。米メディアから問われた日本人初のサイ・ヤング賞獲得に関しても「特別なことですし、難しいこと。とにかく野球に集中して必死に頑張りたいなと思っています」と力を込めた。ドジャースのエースとして、後半戦、そしてワールドシリーズ連覇へ歩みを進めていく。

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