「ロッキーズ７－９ドジャース」（２４日、デンバー）

　ドジャースが逆転で２連勝。リーグ最速５０勝到達に王手をかけた。「１番・ＤＨ」で先発出場した大谷翔平投手は六回の第４打席で、２試合連発となる２７号２ランを放ち日米通算３００号を達成した。

　敵地がどよめきに包まれたのは六回だった。無死一塁から２球目の高めフォーシームを逆方向へはじき返した。打球は弾丸ライナーとなって、左翼フェンスをギリギリで越える一撃。飛距離１１３メートルのアーチにスタンドが大きくどよめいた。

　第１打席では飛距離１２１・６メートルの特大中飛を放つなど、状態の良さを伺わせていた大谷。６月は打撃不振にあえいでいたが、投打同時出場した２２日のナショナルズ戦で８試合ぶりの２６号を放つなど５打点の大暴れ。その勢いを持って敵地でも快音を響かせ、節目の記録に到達した。今季の打点数も５１となり、５年連続７度目の５０打点以上となった。

　チームは２点を追う展開となったが、四回にコンフォルトの５号３ランなどで一挙６得点のビッグイニングを作って逆転に成功した。投手陣もオープナーのドレイヤーの後を受けたロブレスキーが５回１失点７奪三振の好投で逆転への流れを作った。八回にはバンダとスコットが１点差に迫られたが、直後にＴ・ヘルナンデスの適時二塁打で再びリードを広げた。

　これでドジャースは４９勝３１敗の貯金「１８」。ア・リーグではタイガースが最速で５０勝に到達した中、ドジャースもリーグ最速での５０勝到達に王手をかけた。