佐々木朗希「大丈夫です」 右肩インピンジメント症候群で長期離脱もリハビリ順調 痛み止め注射後にキャッチボール再開
右肩インピンジメント症候群のため、60日間の負傷者リスト(IL)に入っているドジャースの佐々木朗希投手がこのほど、キャッチボールを再開。22日の試合前には3日連続でボールを投げ、「大丈夫です」と、順調にリハビリが進んでいることを明かした。
佐々木は昨オフにロッテからポスティングシステムを使ってドジャース入団を決断。マイナー契約からメジャー昇格を果たし、3月19日に東京開幕シリーズ第2戦でメジャーデビュー。米国に戻ってからは中6日の登板間隔でローテ-ションを守り、5月3日のブレーブス戦で5回を3失点でまとめてメジャー初勝利を手にした。
しかし、自身初の中5日の調整で臨んだ同9日のダイヤモンドバックス戦で右肩に痛み。検査の結果、インピンジメント症候群と診断され、13日に15日間のILに入った。約2週間のノースロー期間をへて、キャッチボールを再開したが、右肩に痛みが出たため、ふたたび、ノースロー調整。肩を休めている間に痛み止めの注射を打ったという。
今季はここまで8登板、1勝1敗、防御率4・72。ロバーツ監督は15日の会見で報道陣から「彼が今季の長期的計画の一員にならないものとして話を進めなければならないか?」と問われると、「そうだと思うし、それが妥当だと思う。彼がこの環境にいること自体、大きな挑戦だったし、そこに健康面の問題も加わってくる。彼は先発投手だから調整に時間もかかるし、やるべき準備も多い。そう考えると、それ(彼が今季いないという前提で進める)は理にかなっていると思う」と答え、今季構想外の可能性を示唆した。
佐々木は20日に60日間のILへ移行。長期離脱が決定的の状況で現在、キャッチボールのほかに肉体強化や体力向上のためのトレーニングで「土台作り」(ロバーツ監督)に励んでおり、心配される肩や肘の状態について「投げた分だけ張りがあるという感じです」と話した。




