「ドジャース３－７ナショナルズ」（２１日、ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（３０）はナショナルズ戦に「１番・指名打者」で出場し、４打数無安打。両軍合わせて今季最多の８本塁打が乱れ飛んだ空中戦で３試合ぶりにノーヒットに終わった。

　すべてのアプローチが裏目に出た。初回と八回の打席は初球、ボール気味の難しいコースの速球を打っていずれも凡退。三回と五回はストライクを見送るなどして追い込まれて三振。今季最多５万４１５４人が埋めたスタンドに、ため息をつかせた。

　１６日のパドレス戦で６６３日ぶりに投手復帰。２度目の右肘手術を乗り越えたが、登板後は５試合でノーヒットが３度。打率・１０５（１９打数２安打）と精彩を欠く。ロバーツ監督は「先週ぐらいからちょっと苦しんでいる。ボール球に手を出している」と指摘。「それが登板に関係しているとは思わないが、投げ続けていくことで何か分かるかもしれない」とも言った。

　２２日は復帰２度目となる投打同時出場。８試合ぶりの一発を放ち、復調のきっかけにしたい。