菅野智之 メジャー最短四回途中3失点で3試合連続KO ジャッジに勝ち越しソロを被弾 オ軍は逆転勝利で勝敗はつかず
「ヤンキース3-5オリオールズ」(20日、ニューヨーク)
オリオールズの菅野智之投手が先発したが、メジャー移籍後最短となる四回途中3失点でKO。3試合連続で5回を投げきれなかったが、味方が同点に追いついたため黒星は免れた。その後、逆転でチームは2連勝を飾った。
2点の援護をもらって上がった初回のマウンド。だが先頭のゴールドシュミットに粘られて四球を与えると、続くグリシャムにはストレートの四球。ジャッジに中前打を浴びて無死満塁のピンチを背負った。
ここでチゾムJr.に左前適時打を浴びて1死も奪えずに失点した菅野。スタントンは空振り三振に仕留めて最初のアウトを取ったが、ドミンゲスには左中間へ大飛球を放たれたが、中堅のカウセルが好捕。犠飛となって同点に追いつかれたが、後続を打ち取り勝ち越しは許さなかった。
二回は先頭のウェルズに中前打を浴びてしまった。それでも後続をきっちりと打ち取って立ち直りの兆しを見せたかに思われたが…。三回は先頭のジャッジに右翼へ勝ち越しの27号ソロを被弾。1死後、スタントンに安打を許すと、続くドミンゲスにも右前打を浴びた。何とか最少失点で切り抜けたものの、不安定さが残る序盤3イニングだった。
四回も先頭のラメヒューに二塁打を浴び、ゴールドシュミット、グリシャムを打ち取って2死までこぎつけた。ここでジャッジを敬遠するとヤンキースタジアムはブーイングに包まれた。2死一、二塁でチゾムJr.を迎えたところで無念の降板となった。
菅野は6月に入り3日のマリナーズ戦で7回1失点の好投を見せて5勝目をマーク。だが以降2試合は5回を投げきれずにマウンドを降りていた。
その後、打線が同点に追いつき菅野の黒星は消滅。八回に2点を勝ち越し、逆転でヤンキースを下した。





