佐々木朗希は今季構想外の可能性 ロバーツ監督「彼なしでやる覚悟」 現在無期限ノースロー状態
「ドジャース5-4ジャイアンツ」(15日、ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が15日、ジャイアンツ戦前の会見で右肩のインピンジメント症候群のため負傷者リスト(IL)入りしている佐々木朗希投手(23)について今季構想外を示唆した。
佐々木は5月9日のダイヤモンドバックス戦で4回0/3を5失点で降板した後に右肩に痛みを訴え、同13日にIL入りした。検査の結果、インピンジメント症候群が判明。腕を上げたりする時に肩甲骨の一部と上腕骨が衝突して、痛みや違和感が起こる故障で、約2週間のノースロー期間を経て、同下旬には一度、キャッチボールを再開した。
だが、現在は再び無期限ノースローの状態にあり、ロバーツ監督によると、数日前には痛み止めの注射を打ったという。
指揮官は患部の状態について「痛みではなく、張りだとは思う。どう表現するかは彼自身に聞いてもらいたい」と語った上で、「彼は先発投手だから調整には時間もかかるし、やるべき準備も多い。そう考えると、今季は彼なしでやるぐらいの覚悟もしておくべきだろう」と、現時点では復帰の見通しが立っていないことを明かした。
佐々木は昨オフにロッテからポスティングシステムを使って米球界移籍を決断し、大争奪戦の末にドジャースに入団。今季はここまで8試合に登板し、1勝1敗、防御率4・72の成績を残している。大きな期待を集めている右腕だが、このままマウンドに上がることなく、メジャー1年目を終える可能性も出てきた。





