嵐の予感!? 大谷翔平「1番DH」 “報復死球”の過去ある右腕と初対決 試合前には次回登板に向けてキャッチボール

 「ドジャース-パドレス」(18日、ロサンゼルス)

 両軍がラインアップを発表。大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場する。前日の試合で右太ももに151キロ直球の死球を受けたが、後遺症の心配なし。試合前には復帰後2度目の登板に向けてキャッチボールを行った。

 大谷はここまで72試合に出場してナ・リーグ7位の打率・296、同1位の25本塁打、41打点、11盗塁、OPS(出塁率+長打率)1・027、73得点もリーグ1位の数字を残している。

 前日の同カードは4打数無安打4三振、1死球。663日ぶりに投手復帰し、リアル二刀流を復活させた翌日の試合は精彩を欠き、22年9月7日のタイガース戦以来、3年ぶりの1試合4三振を記録した。三回の打席では右太ももに死球。直前にパドレスの主力タティスが死球を受けており、球審は両軍に警告を発令したことでロバーツ監督が審判団に説明を求めたところ、退場処分を受けた。指揮官は怒り爆発。地元ファンは大谷にぶつけた投手や審判団に向けてブーイングを浴びせた。チームは4連勝を飾ったが、後味の悪い試合となった。

 この日のパドレスの先発コレックは18年ドラフトでドジャースから指名を受けた過去があり、5月にメジャー昇格。ここまで8登板、3勝2敗、防御率3・50の成績を残している。昨年3月のドジャースとの韓国開幕シリーズでメジャーデビューを果たしているが、大谷とは初対戦だ。今月2日のジャイアンツ戦では2死球を記録し、相手投手による捕手ディアスへの“報復死球”の発端となっており、この日の投球が注目される。

 ドジャースはこの日、捕手スミスの疲労を軽減するため、代わって新人ラッシングが出場。また、打撃不振の左翼コンフォートをスタメンから外し、ともに打撃好調の金彗成(キム・ヘソン)を中堅に入れ、パヘスを左翼で起用した。

▽パドレスのラインアップ

1番・右翼 タティス    打率・278 13本塁打 31打点 15盗塁 OPS・832

2番・一塁 アラエス    打率・280 3本塁打 27打点 OPS・708

3番・三塁 マチャド    打率・316 11本塁打 45打点 OPS・885

4番・DH シーツ     打率・268 12本塁打 42打点 OPS・806

5番・二塁 クロネンワース 打率・237 5本塁打 17打点 OPS・750

6番・遊撃 ボガーツ    打率・227 3本塁打 26打点 13盗塁 OPS・615

7番・DH ブルックス   打率・333 1本塁打 2打点 OPS1・666

8番・捕手 ディアス    打率・215 4本塁打 10打点 OPS・616

9番・中堅 ジョンソン   今季初先発

   投手 コレック    3勝2敗 防御率3・50

▽ドジャースのラインアップ

1番・DH 大谷       打率・296 25本塁打 41打点 11盗塁 OPS1・027

2番・遊撃 ベッツ      打率・262 9本塁打 36打点 OPS・751

3番・一塁 フリーマン    打率・333 9本塁打 41打点 OPS・951

4番・右翼 T・ヘルナンデス 打率・263 13塁打 50打点 OPS・798

5番・三塁 マンシー     打率・242 9本塁打 38打点 OPS・783

6番・左翼 パヘス      打率・293 15本塁打 49打点 OPS・845

7番・二塁 エドマン     打率・249 10本塁打 37打点 OPS・748

8番・中堅 キム       打率・382 2本塁打 11打点 OPS・969

9番・捕手 ラッシング    打率・205 1本塁打 7打点 OPS・570

   投手 シーハン     2年ぶり登板

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