ドジャース・ロバーツ監督「現実離れした光景」 初回投げ終え先頭打席「興味深かった」

 パドレスに勝利し、ロバーツ監督(右)とタッチを交わすドジャース・大谷(共同)
 試合後、大谷について語るロバーツ監督(撮影・小林信行)
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 「ドジャース6-3パドレス」(16日、ロサンゼルス)

 ドジャース・ロバーツ監督は、ドジャースの選手として初めて二刀流での出場を果たした大谷について「現実離れした光景だった」と驚きの言葉を口にした。振り返ったのは、初回を投げ終えてマウンドから降りてきたシーン。ダッグアウトに戻ることなく、ベンチ前でヘルメットや防具を装着。さらにペットボトルの水を口に含み、打席に向かった。

 「ショウヘイがマウンドから降りてきて、直接ネクストサークルに戻って防具を装着する様子を見るのはとても興味深かった」と指揮官。エンゼルス時代でも投打同時出場でトップバッターというケースは少なかった。二刀流というMLBでも異例の選手に加え、初回を投げ終えて初回の先頭打席に立つという、異例のシーンだった。

 試合前には、トップバッターを外す選択肢もあったと語っていた。その上で大谷に意思確認をしたが、返ってきた答えは「ノープロブレム」。有言実行を果たした姿に「本当にポジティブな1日だったよ。打撃への影響も特になさそうだったしね。明日になったら疲労感について本人から聞けると思う。でもきょうは本当にワクワクする内容だった」と称賛した。

 チームメートも賛辞を贈る。大谷の球を受けた捕手スミスは「楽しかった。彼は素晴らしい働きをしたと思う」と評した。また、三塁手のマンシーは「彼がやっているのは本当に信じられないようなこと。一回に25~30球を投げ、水さえ飲まずにヘルメットをかぶって打席に入るのは本当にハードだ」と驚嘆。チケットも高騰した中、スタジアムにも5万3207人の観客が集まり、大谷の躍動に熱視線を注いでいた。

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