ドジャース、あわや戦犯から英雄に マンシー九回劇弾 直近7戦打率4割超&6発 カーショー初星消す拙守猛省「バカなミス」
「ドジャース6-5メッツ」(3日、ロサンゼルス)
ドジャースのマンシーが、あわや戦犯から勝利の立役者になった。
初回に8号2ランで先発カーショーを援護した。ところが、1点リードの五回の守備で平凡なゴロ打球をまさかのトンネル。走者2人を背負った37歳レジェンドは踏ん張り切れず、メジャー18年目初勝利を逃す結果となった。
しかし、マンシーは意気消沈することなく、1点を追う土壇場の九回に奮起。得意の高め直球を完璧にとらえ、右翼席中段へ同点弾。打った直後に鮮やかなバットフリップを披露し、延長十回のフリーマンのサヨナラ打につなげた。
試合後のクラブハウスで取材に応じたマンシーは五回の失策を「バカなミス」と猛省。「(相手打者の)マルテが過去にバントを見せたことがあって、私は打球のバウンドを読んで少し早く前に出てしまった」と説明した。
2年2400万ドル(約34億5000万円)契約の最終年。メジャー11年目の今季は開幕から絶不調で、打率2割を超えたのは5月15日になってから。
「ずっと(理想に)近づいている感じがしていた。皆さんにも言った通り、ボールを強く打てていたけれど、結果につながっていなかった。ただ、それらが全く強い打球でなったら、それこそ危険信号だったと思う。少し初動を早めたことで今は打球が正しい方向に飛んでいる。それは良いことだ」。
5月31日のヤンキース戦に続く1試合2本塁打。直近7試合の成績は打率・409、6本塁打、14打点、長打率1・227と爆。ドジャース打線の驚異的存在となっている。





