超異例 マリナーズ、2度目の背番号「51」永久欠番発表 15年殿堂入りのランディ・ジョンソン氏の番号として 1月にイチロー氏 球団5人目
米大リーグ、マリナーズは2日(日本時間3日)、サイ・ヤング賞5回、メジャー通算303勝などの記録を持ち、2015年にダイヤモンドバックスの選手として殿堂入りしたランディ・ジョンソン氏がつけた背番号「51」を永久欠番にしたと発表した。51番は今年1月に殿堂入りしたイチロー氏の背番号としてすでに永久欠番になっていた。球団5人目。
ジョンソン氏は1988年にエクスポス(現ナショナルズ)でメジャーデビューし、翌シーズン途中にマリナーズへ移籍。98年途中にアストロズへトレードされるまで10シーズンで274登板、130勝74敗、防御率3・42、2162奪三振をマーク。95年に18勝2敗、防御率2・48、214回1/3、294奪三振などの記録でサイ・ヤング賞を獲得した。
同投手は1990年6月2日のタイガース戦で自身初のノーヒットノーランを達成しており、偉業から35周年にあたるこの日に球団が発表。永久欠番の式典は来年に行われる。
01年にマリナーズに移籍し、ジョンソン氏の番号を受け継ぐ形でプレーしたイチロー氏は今年1月21日の殿堂入り会見で「当時、51をつけることになるときに特別な番号だと認識してました。当然、シアトルの街にとっても、球団にとって、ファンにとっても。この番号をけがしてはいけない。51番をつけた選手がただの普通の選手だったら、これはランディ・ジョンソンに対して申し訳が立たないし、そういう覚悟がすごくありましたね。日本人選手、野手として初めてというのも大きな一つでしたけど、51番がシアトルにとって特別な番号ということもあって、僕の中ですごく重く存在していた、そういう記憶があります」と話していた。
マリナーズの過去4人の永久欠番はケン・グリフィーJr氏の「24」、エドガー・マルティネス氏の「11」、イチロー氏の「51」、全球団共通のジャッキー・ロビンソン氏の「42」。




