大谷翔平 早くも17号!背番号に並んだ 好調5月17戦10発 再び両リーグ単独トップに

 6回、17号ソロを放ち一塁に向かう大谷(提供・共同通信社)
 6回、17号ソロを放ち二塁に向かうドジャース・大谷
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 「ドジャース5-9ダイヤモンドバックス」(19日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)はダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で出場し、六回に左越えへ両リーグ単独トップとなる17号ソロを放った。これで5月は17戦10本塁打と好調モードが続くが、チームは投手陣が踏ん張れずに今季初の4連敗。ナ・リーグ西地区首位は変わらないが、この日試合がなかった2位パドレスに0・5ゲーム差に迫られた。

 失投とは言えない。ボールゾーンから曲がって外角ギリギリに入ってきた84マイル(約135キロ)のスイーパー。逆方向のスタンドまで運ばれるような球では決してなかった。だから打たれた右腕ファットも悔しがることなく、ただ現実を受け入れた。3試合ぶりの一発。これで5月は17戦10発。淡々とダイヤモンドを一周する大谷に、本拠地のファンの喝采が止まらない。

 ライバルを突き放す一発だった。

 1-7と劣勢だった六回。高々と舞い上がった打球は左翼席へ消えた。再び両リーグ単独トップに立つ17号ソロ。試合中にシュワバー(フィリーズ)がロッキーズ戦で通算300号となる16号本塁打を放ち、並ばれたばかりだったが、すぐに一歩抜け出した。完全な量産態勢に入り、再び年間57本塁打ペースとなった。

 好調を維持する大谷とは裏腹に、チーム状態は下降気味だ。拙守もあって序盤に7失点したことが響き、今季初の4連敗。本拠地ドジャースタジアムでの4連敗は2018年5月10~21日に5連敗を喫して以来。7年ぶりの屈辱だ。4戦続けて一回表に複数失点しており、ロバーツ監督は「ビハインドで始まるのは厳しい」と嘆いた。

 打線には前日にエドマン、この日はT・ヘルナンデスが戻ってきたが、負傷者が続いている投手陣の層の薄さは懸念材料だ。六回に大谷続いて2者連続の8号ソロを放ったベッツは言う。「私たちは諦めることはない。今はここにいるメンバーで戦っていくしかない」。まずはチーム勝ち頭の山本が先発する20日、チーム一丸で連敗を止めたい。

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