落合博満氏 大谷に「休むことは勧めません」二刀流進化の要因解説
プロ野球元中日監督の落合博満氏(67)が15日、メジャーリーグのエンゼルスで活躍する大谷翔平投手(26)を特集したNHKの「クローズアップ現代+」に生出演。二刀流で進化する大谷について解説した。
落合氏は自らバットを持って大谷の打撃フォームを分析。「昨年は右肩が内側に入っていたが、今年は右の肩があまり中に入っていない。ストライクゾーンが見えるようになったんじゃないか」と解説した。アッパー気味のスイング軌道については「我々の時代は一番直されるところ」としつつも「体に器具をつけて計測して、自分で探り当てたのが今のアッパースイング」と否定せず、「来たボールに対して瞬時に対応できる。技術よりも対応力ですね」と今季ここまで17本塁打を放つなど好調の要因を挙げた。
二刀流による疲労や故障が心配だが、「二刀流を目指してアメリカに行った。ゲームに出続けることが一番。休むと休み癖がついて逆に疲労が抜けなくなる。休むことは勧めません」と落合氏。「今まで通り一日一日、楽しく野球ができれば、それが一番結果として出てくるんじゃないかと思います。シーズンを乗り切ることだけ考えて」とエールを送った。



