大谷翔平、2戦連発10号同点ソロ 確信歩き豪快弾に敵地騒然 両リーグ最速「10-10」到達 年間「45-45」ペース
「マーリンズ-ドジャース」(6日、マイアミ)
大谷翔平投手が「1番・指名打者」で出場し、1点ビハインドの六回の第3打席で代わったばかりの左腕ベネジアーノから2試合連発となる10号同点ソロを放った。飛距離123メートル。確信歩きの豪快弾に敵地は騒然。前日の試合で5年連続2桁盗塁を達成しており、両リーグ最速で「10-10」に到達した。年間「45-45」ペース。36試合消化時点での到達は、史上初の「50-50(54本塁打-59盗塁)」を達成した昨季の43試合目(24年5月13日)を上回る。
大谷は初回の打席で見逃し三振。過去の対戦打率・278(18打数5安打)、4四球、5三振の右腕クアントリルに対し、フルカウントから見送った外寄り高めカットボールをストライクと判定された。
三回の打席は空振り三振。カウント1-1から高め151キロ直球をファウルにした後、低めボールになるスプリットにバットは空を切った。
五回の第3打席は2死一塁の場面だったが、一塁走者のキムがけん制死。一度はセーフと判定されたきわどいプレーだったが、マーリンズがビデオ裁定を要求して判定は覆った。
10本塁打はナ・リーグトップのシュワーバー(フィリーズ)と2本差。前日の同カードで大谷が放った9号2ランは今季MLB最速190キロを計測した。
敵地マイアミのローンデポ・パークは昨年9月19日の試合で大谷が3打席連続本塁打を含む6打数6安打10打点、2盗塁を記録し、史上初の「50-50」を達成した場所。その前年の23年3月には日本代表がWBC優勝を果たしており、山本由伸、佐々木朗希両投手にとっても思い出深い球場でもある。





