大谷翔平 やっと出た“パパ初安打” 復帰後12打数1安打 指揮官「見慣れたショウヘイの姿ではない」
「カブス7-6ドジャース」(23日、シカゴ)
ドジャースの大谷翔平投手(30)はシカゴでのカブス戦に「1番・DH」で出場し、5打数1安打だった。「父親リスト」から復帰後、3試合目で初の安打を放ったが、チームは6-7で逆転負けを喫した。
大谷は三回に「パパ初安打」をマークした。変化球に体勢を崩されながら右前へ運び、産休制度の「父親リスト」から復帰後初安打としたが、その後が続かなかった。打撃の状態は明らかに悪い。不調時の傾向としてみられる、ボール球を追いかける場面も目立つ。
1点差に迫った後の六回2死二、三塁。一番の見せ場だったが、カウント1-1から明らかなボール球の内角球を窮屈なスイングで力のない遊飛に倒れた。ロバーツ監督は「戻ってきてから少しガツガツし過ぎている。スイングが大きくなり過ぎている。ああいう場面は安打で十分。ショウヘイは当てるだけでも長打のチャンスになるんだが…」と注文を付けた。九回は内角低めのボールになるスライダーにバットが空を切った。
第1子となる長女の誕生を発表し、20日に「父親リスト」から復帰後の3試合は計12打数1安打、2四球。指揮官は「このシリーズやテキサスで復帰した試合でも、ちょっと力み過ぎている印象がある。いつもの見慣れたショウヘイの姿ではない」と不安顔だった。
遠征は終わり、24日は休養日。25日からは大好きなホームで6連戦が控える。少しだけ成長した長女の顔を見て、パパの力はみなぎるはず。本拠地では全く別人の姿を見せるはずだ。





