ドジャース・大谷翔平“産休” 妻真美子さん出産立ち会いへ 今季初の欠場
「レンジャーズ0-3ドジャース」(18日、アーリントン)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は産休制度「父親リスト」に入り、レンジャーズ戦で今季初の欠場となった。昨年12月末に妻真美子さん(28)が第1子を妊娠したことを公表していた。先発した山本由伸投手(26)は7回5安打無失点で10三振を奪い、3勝目(1敗)を挙げた。連続無失点イニングは「18」に伸び、防御率0・93でナ・リーグ1位に浮上した。試合は3-0でチームは4連勝となった。
大谷が“産休”に入った。球団は「父親リスト」に入れたと発表。大谷は昨年12月末に妻の真美子さんが妊娠したことを公表していた。この日、テキサス州アーリントンで行われたレンジャーズ戦に姿を見せず、今季初の欠場となった。
試合前、ベンチで取材に応じたロバーツ監督は上機嫌で「ビッグニュースだ」とニヤリ。「間もなく、真美子さんとの間に赤ちゃんが生まれる。彼がいつ(戦列に)戻ってくるのか、赤ちゃんがいつ生まれるのかも分からないが、2人でその時を楽しみにして一緒に過ごしている。睡眠が大好きな彼が、赤ちゃんが生まれる時に睡眠欲に勝てるのか、興味があるね」と報道陣を笑わせた。
遠征中のドジャースは20日まで同地でレンジャーズ3連戦。21日は試合がなく、22日からはシカゴでカブスとの2連戦が控えている。本拠地のロサンゼルスに戻るのは25日となっている。
「父親リスト」は最大で3日間、入ることができる。ロバーツ監督は、早ければ20日までのレンジャーズ3連戦中に大谷が戻る可能性があるとしつつ、「いつ戻るか、正確には決まっていない。無事に赤ちゃんが生まれて、健康でいてくれたら。その後、もっとちゃんと翔平と話すことになる」と語った。パパになった大谷が新たな力を得て、再びグラウンドで躍動する。
◆大リーグの産休制度 「父親リスト」(Paternity List)の名称で2011年から導入された。最長3日間の取得が可能でその間、他の選手を出場登録できる。最長日数を過ぎる場合は所属球団がコミッショナーに申請を出せば「制限リスト」(Restricted List)に移すことができる。最近の日本選手では、22年にパドレスのダルビッシュやカブスの鈴木が「父親リスト」を利用した。




