山本由伸が開幕戦以来の2勝目!6回無失点9KでMLB奪三振王 圧巻投球でド軍に連勝呼び込む 大谷翔平は開幕からの連続試合出塁が14でストップ
「ドジャース3-0カブス」(11日、ロサンゼルス)
ドジャースは先発・山本由伸投手が6回2安打無失点、9奪三振の好投で2勝目を挙げた。「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手は4打数無安打で開幕からの連続試合安打は14でストップしたが、チームは連勝で重要な本拠地6連戦の初戦を取った。
立ち上がりから圧巻の投球だった。最速155キロのストレートは糸を引くようにコーナーへ決まり、スプリットで面白いように空振りを奪った。
三回までパーフェクト投球。四回は1死からタッカーに一塁線を破られる二塁打を浴び、続く鈴木には右前にはじき返された。タッカーは三塁でストップしたが、本塁へ突入したと勘違いした打者走者の鈴木が二塁を目指し、一、二塁間で挟まれタッチアウトに。思わぬミスで2死三塁となり、最後は「集中して投げた」とブッシュを可空振り三振に仕留めて雄たけびをあげた。
五回も三者凡退に抑え、六回は2死から四球を与えたがブッシュを空振り三振に仕留め、今季最多の103球で先発の責任を果たした山本。「立ち上がりから良い投球ができてよかった」と9奪三振で今季28奪三振とし、MLB全体でトップに立った。防御率1・29はリーグ4位の好成績。ベンチでロバーツ監督とハグをかわし、大谷やスネルからねぎらいの言葉をかけられた右腕。この快投に打線も奮起した。
六回、テオスカーの安打とフリーマンの死球で1死一、二塁の好機をつくると、エドマンが低めのチェンジアップをきれいにとらえ、本塁打ランキングでトップタイとなる6号先制3ラン。山本もベンチから身を乗り出して絶叫するなど、開幕戦以来となる2勝目の権利を手にした。
開幕からこれで4試合連続の好投となった山本。スネルが左肩痛で離脱し、先発陣が不安定となる中、きっちりとゲームを作って勝利を呼び込んだ。大谷は第1打席で初球を打って一ゴロ、第2打席は珍しく3球三振に倒れた。第3打席は左飛、第4打席も空振り三振と快音は響かず、開幕からの連続試合出塁は14でストップした。
チームは山本の後を受けたリリーフ陣が無失点でバトンをつなぎ連勝。近年希に見る激戦となっているナ・リーグ西地区でパドレス、ジャイアンツがともに勝ったため、順位変動はなかった。





