大谷翔平、強度下げて平地で球速143キロ 球種は速球系限定 測定機器で投球分析 練習中は笑顔絶えず
「ドジャース春季キャンプ」(9日、グレンデール)
大谷翔平投手は2日連続でキャッチボールを行い、相手を座らせて143キロを計測した。
大谷が希望して今キャンプ初めて弾道測定分析機器「ラプソード」を使って自身の球を分析。途中から2月25日にブルペンで投球練習を行って以来、12日ぶりに相手を座らせて21球を投げた。球種はフォーシーム、ツーシーム、カットボールの速球系に限定。今キャンプで取り組んでいるノーワインドアップで球団スタッフが手にしたタブレットに表示されたデータを確認しながら1球、1球、丁寧に投げた。
ロバーツ監督は6日、18日の東京開幕戦に向けて大谷に打者調整を優先させ、投手復帰のための投球プログラムによる負担を軽減させる方針を明言。肩肘の状態を維持するため、キャッチボールを継続させる考えを示した。
この日の大谷は強度を下げて投球。最速は89マイル(約143キロ)だった。二刀流の投球を見守ったトーマス・アルバート・ヘッドトレーナーは「いい感じだ」と話し、次の段階として「遠投」を挙げ、東京開幕シリーズ終了後にブルペンでの投球練習を再開するプランを明かした。投手復帰時期については「一日ごと、一週間ごとに彼がどう感じているかを確認しながら進めていく」と慎重な姿勢を見せた。





