ロバーツ監督、大谷の投手復帰時期に慎重「みなさんや翔平に期待持たせたくない」先発陣人材豊富 開幕直前は打撃調整重視へ

 試合前にカーショーと並んでキャッチボールをする大谷(撮影・小林信行)
 試合前にカーショーと並んでキャッチボールをする大谷(撮影・小林信行)
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 「ドジャース春季キャンプ」(6日、グレンデール)

 デーブ・ロバーツ監督が、23年9月に右肘手術、昨年11月に左肩手術を受けた大谷翔平投手のマウンド復帰について慎重な姿勢を見せた。

 これまで復帰時期の可能性として「5月」を口にしたこともあったが、指揮官は「それは1月に話したことだった。今は私たち全員が復帰時期に幅を持たせようとしており、分からない。彼の準備が整い、プロセスを進めていくうちに見えてくると思う。しかし、みなさんや翔平に期待を持たせたくない」と“トーンダウン”。18日の東京開幕戦の前に予定していた実戦形式の投球練習を「やらない」と明言した。

 ロバーツ監督は、慎重な姿勢の理由の一つに打撃の調整を挙げ、今後はキャッチボールを継続しながら「リハビリのペースを落としていく」との考えを示した。

 ドジャースの先発陣は、メジャー2年目で開幕投手を務める山本、昨オフにロッテからポスティングシステムで獲得した佐々木、サイ・ヤング賞2回のスネル、グラスノーの4人のほか、右肘手術からの復帰を目指すゴンソリンとメイ、さらには、ナックやミラーなど、人材は豊富。2度目の右肘手術を受けた大谷の復帰を急がせる必要がない状況にあり、指揮官も「今必要のないことを無理にさせないように努めていく」と話している。

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