藤浪晋太郎、復調1回無失点「バランス良かった」OP戦初無四球 最速159キロ メジャー昇格アピール成功
「オープン戦、マリナーズ7-2ガーディアンズ」(3日、ピオリア)
マリナーズとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加している藤浪晋太郎投手が5番手で七回から登板し、1回1安打無失点だった。14球を投げてストライク9球、ボール5球。最速は159キロだった。オープン戦3登板目で初の無四球で防御率を13・50とした。
中3日のマウンド。藤浪は先頭打者を153キロ直球で遊ゴロに打ち取る。三遊間への強いゴロを味方守備が好捕。アウトの直後、背番号「13」は遊撃手に指を差して感謝した。
次打者には直球が2球連続で外れてボールが先行。ストライクを取りにいった156キロ直球を二遊間へはじき返され、遊撃内野安打にされた。二回にソロ本塁打を放っている9番ロドリゲスにはカウント1-2から137キロカットボールで遊ゴロ。併殺打になる打球だったが、二塁手が一塁へ悪送球。2死二塁のピンチに陥ったが、カウント2-2から156キロ速球で中飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。
降板後の藤浪は「フォーシームも変化球も両方とも良かった」と自己評価。「キャッチャーミットにしっかり集中できた。バランスも良かった」と満足感を漂わせた。
藤浪は初登板となった2月23日のダイヤモンドバックス戦は1回無安打無失点に抑えたが、前回27日のジャイアンツ戦では2/3回1安打4失点、与四死球3、奪三振1の乱調。制球が定まらず、予定されていた1イニングを投げ切れずに降板し、防御率は21・60に跳ね上がっていた。





