藤浪晋太郎、OP戦初登板は1回無安打、2奪三振、1四球 最速158キロ MLB203発強打者を三振斬り 2年ぶりメジャー昇格アピール

 「オープン戦、マリナーズ-ダイヤモンドバックス」(23日、ピオリア)

 マリナーズとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加している藤浪晋太郎投手がオープン戦初登板。8-1の五回から登板し、1回無安打無失点、2奪三振、1四球だった。17球を投げてストライク10球。最速は158キロを計測した。

 5番手でマウンドに立った藤浪は先頭、9番キッシンジャーをカウント2-2から147キロシンカーで空振り三振を奪う好スタート。続く1番、右打ちのモレノへの初球は155キロ直球が顔面近くを襲い、ひやりとさせたが、カウント1-2と追い込んでから146キロシンカーで中飛に打ち取った。

 2死か2番トーマスには初球スライダーで空振り奪ったが、その後は4球連続ボールで一塁へ歩かせた。走者を背負った場面でメジャー通算203本塁打のグリチャックを迎えたが、外角シンカーで見逃しストライクを取り、ファウルで追い込んだ後、最後は外角低めへの140キロカットボールでバットに空を切らせ、イニングを締めた。

 2年ぶりメジャー復帰を目指す右腕はベンチに戻ると、首脳陣からグータッチで迎えられた。

 22年オフに阪神からポスティングシステムを利用して米球界へ移籍した藤浪は、2年目の昨季はメッツと1年335万ドル(約5億円)で合意したが、メジャーベンチ枠26人に入れず、3Aで開幕を迎える。5月に右肩のけがで約1カ月、負傷者リスト入りした。

 けがから復帰後にはメジャー登録40人枠からも外され、メジャーのマウンドに立つことができないまま、シーズンを終えた。3Aでの成績はリリーフで29登板、1勝2敗1セーブ、7ホールド、防御率6・68。33回を投げて38三振を奪う一方で36四死球と課題を残した。オフはプエルトリコのウインターリーグに参戦。先発投手として6登板、防御率3・05、20回2/3を投げて15四死球、24奪三振だった。

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