大谷翔平“今季1号”130メートル弾 3・1エンゼルスとのOP戦、菊池と先輩後輩対決へ

 「ドジャース春季キャンプ」(26日、グレンデール)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が26日、自身2度目となる「ライブBP」で今キャンプ初の柵越えを放った。また、28日(日本時間3月1日)のエンゼルス戦で、指名打者としてオープン戦に初出場することもロバーツ監督から発表された。そこではエンゼルスの開幕投手である菊池が先発予定のため、いきなり岩手・花巻東高の先輩と対決することになった。

 2年連続で本塁打王を獲得したスイングが、さらに進化を遂げたかもしれない。今キャンプ2度目となった実戦形式の打撃練習。大谷は右投手が投じた真ん中高めの速球にやや詰まった。しびれたのか左手を振ったが、打球は軽々とバックスクリーン右へ。推定130メートル。調整段階とは思えない今季“1号”だった。

 目慣らしも進む。外角高めの際どい球を見送ると、球団スタッフに「入っている?」とストライクゾーンを確認。内角の厳しい速球に両腕をたたんで対応した場面もあった。ロバーツ監督は「集中力が研ぎ澄まされているように映る。調整はかなり順調だろう」と信頼感を口にした。

 打撃後は走塁練習に励み、昨年のワールドシリーズで左肩の脱臼を招いたスライディングを改良。左手を地面に付かず、胸の前に浮かせたまま二塁に滑り込んだ。オープン戦初出場となるエンゼルス戦で、まずは菊池と対戦し、開幕に向けてさらにギアを上げていく。

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