阪神・才木 2軍新球場から歩むドジャースローテ 3・2広島戦先発、巨人戦経て3・16大谷と再戦「楽しみ」

 ドジャース・大谷とのリベンジに燃える才木
 対侍JAPAN戦で、大谷(奥)に3ランを浴びる=23年3月6日、京セラドーム
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 阪神の才木浩人投手(26)が3月2日に日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎で行われる教育リーグ・広島戦に先発することが25日、分かった。2月23日のオープン戦・中日戦(北谷)で今年初登板し、2回4安打4失点。このまま中6日で回り、藤川球児監督(44)が先発を明言している3月16日のドジャース戦(東京ド)に向かうとみられる。新球場のマウンドから、伝統の一戦、大谷へのリベンジと本番モードへ突入する。

 大物(だいもつ)はオープニングゲームの熱狂だけで終わらない。3月2日の新球場2戦目に才木が先発することが決まった。すでに前売り券は完売。平田2軍監督は「タイガースを背負っていく選手を必ずつくっていく。楽しみにしてほしいね」とキャンプ打ち上げで宣言したが、虎のエースが歴史に名を刻むことになった。

 そのまま中6日のローテで同9日の巨人戦(甲子園)から、同16日のドジャース戦に先発するとみられる。今年初の伝統の一戦も注目度の高さは間違いなし。そして、ドジャース・大谷とのリベンジマッチが待っている。

 23年3月6日、侍ジャパンとのWBC強化試合で大谷に低めのフォークをバックスクリーン右に放り込まれた。それも左膝をつきながら、片手一本で。昨年12月に藤川監督はドジャース戦の先発を才木と明言。右腕は「僕のモチベーションにもなる。監督にも感謝したい」とリベンジの機会を意気に感じていた。

 16日の相手先発はスネルが有力視されている。ジャイアンツからFA移籍した左腕で18年と23年にサイ・ヤング賞を獲得。そんな大投手と投げ合えることも、NPBで全てのタイトル獲得に燃える男には好材料となるだろう。

 今年初登板となった2月23日のオープン戦・中日戦(北谷)では2回4安打4失点。新外国人のボスラーに場外弾を打たれるなど、まだ状態を上げている段階だ。「しっかり修正して、あと1カ月で上げていけるようにできたらいいなと思います」と話しており、ドジャース戦は最高の力試しとなる。

 満員の大物と甲子園、そして超満員の東京ドームと開幕前から本番さながらの投球ができる。「大谷さんだけではないですけど、そういう選手と対戦できるのはすごい楽しみ。いい経験になるかなと思いますね」と語っていた。夢の対決へ、「3・2」の大物からピッチを上げていく。

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