山本由伸 3・18開幕投手も今永と投げ合いも「楽しみ」 2年目不安よりエースの自覚「またワールドチャンピオンに」

 調整する山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース提供)
 投内連係の練習をするドジャース・山本(共同)
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 「ドジャース春季キャンプ」(13日、グレンデール)

 ドジャースのバッテリー組がキャンプ2日目を迎え、山本由伸(26)、佐々木朗希(23)両投手は守備やけん制球の練習などを行った。3月18日の東京ドームでの開幕戦に先発予定の山本は練習後に取材に応じ、「すごく楽しみ」と笑顔。別メニューで投打の調整を行っている大谷翔平投手(30)は完全休養で疲労回復に努めた。

 前日のキャンプ初日にロバーツ監督が山本の開幕投手を発表。この日、練習後に取材に応じた山本はプライアー投手コーチから大役の話を伝え聞いたことを明かし、「日本のファンの方もすごく楽しみにしてくださってると思いますし、自分自身も日本の球場でプレーできるのを楽しみにしてる。とにかく、いい状態にもっていけたらと思います」とにこやかに話した。

 対戦相手のカブスには同じ2年目で普段から連絡を取り合っている仲の今永がいる。開幕戦で日本人投手の投げ合いが実現すれば、メジャー史上初。「自分自身もすごく楽しみ」と言った。

 メジャー1年目だった昨季は18試合に先発して7勝2敗、防御率3・00。ポストシーズンは4先発で無傷の3連勝をマークし、ワールドシリーズ第2戦でも勝ち星を手にした。夏場に右肩を痛めて約3カ月の長期離脱があったが、「いろんなことを整理して2年目に入れている。去年がすごく生きる2年目になるんじゃないかな」と自分自身への期待を口にした。

 キャンプ地では大谷の愛犬・デコピンと遊ぶもう一匹の犬が話題になった。山本はこの日初めて自身の飼い犬であることを認め、「去年の夏ぐらいにシェルター(動物保護施設)から引き取りました」と明かした。デコピンとは昨冬に初めて対面。「徐々に仲良くしていただいております」と言って笑った。

 前日に侍トリオの先陣を切ってブルペンに入り、30球を投げた。「体の状態もすごくいいですし、全力でボールを投げられている」と順調ぶりをアピールした。

 2年目は先発の柱としてエースの働きを期待されている。「1年を通してチームに貢献すること、またワールドチャンピオンになれるように全力で頑張りたい」。3・18に照準を合わせ、自分の投球を作り上げていく。

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