MLBが水原一平氏を正式調査開始「報道を通じて疑惑を覚知して以降、情報を集めている」
ドジャースの大谷翔平選手(29)の通訳を務めた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与した疑いがある問題で、大リーグ機構(MLB)は22日、「この件の調査手続きを正式に開始した」と声明を発表した。
ソウルで開幕シリーズを終えたドジャースは、24日(日本時間25日)にロサンゼルスでオープン戦を再開し、28日(同29日)からは公式戦も控える。問題発覚後、取材に応じていない大谷や球団側の対応が注目される。
MLBは声明で「報道を通じて疑惑を覚知して以降、情報を集めている」とした。MLBの規定では「違法なブックメーカー(賭け屋)と賭けをした選手や審判員らは行為の事実や状況に応じ、コミッショナーが適切とみなす処分の対象となる」などと定めている。
AP通信は、すでに日本の国税庁に相当する内国歳入庁(IRS)が水原氏を捜査していると伝えている。
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