水原一平氏 生活ギリギリだった 雪だるま式借金苦、自転車操業 妻に言えず、友人、家族に金策 ESPNがインタビューの詳細明かす

 ベンチで攻撃を見つめる大谷(右)と水原氏=20日
 米大リーグのオープン戦に出場したドジャース・大谷(右)と、そばに控える水原氏=2月、アリゾナ州グレンデール(共同)
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 ドジャースの大谷翔平選手(29)の通訳を務めた水原一平氏(39)が、違法賭博関与の疑いで解雇された問題で、水原氏にインタビューを行った米スポーツ専門局ESPNの電子版が22日(日本時間23日)、一連の問題を時系列で伝えた。インタビューの内容についても詳細を明かし、その中で同氏はギャンブルにはまり、雪だるま式に増えていく借金により、首が回らなくなっていく様子を赤裸々に語っていた。

 ESPNは1月に大谷の銀行口座に関する情報を入手。独自で取材を進めながら、20日の開幕戦の試合前に水原氏に90分間に及ぶ電話インタビューを実施した。その詳細が明らかになった。

 インタビューでは同氏は日本ハム在籍時の2013年に初めて出会った大谷との関係を「兄弟」と表現。21年に賭博組織を運営するボイヤー氏と知り合い、クレジットでギャンブルをするようになったことを明かした。

 しかし、負けが込み、負債額は22年末の時点で100万ドル(約1億5000万円)以上に。当時エンゼルスでの年収は8万5000ドル(約1275万円)。「(収入の範囲で)やりくりするのが難しく、ギリギリの生活をしていた。大谷の生活スタイルにも合わせなければならなかったし。でも彼にはそのことを言いたくなかった」。妻にも言うことができず、友人や家族から金を借りるなど金策に奔走。華やかな仕事の裏で自転車操業の日々を送っていた。

 その後も泥沼から抜け出せず、23年初めには借金は400万ドル(約6億円)を超えた。そこで初めて大谷に助けを求める。「彼は間違いなく喜んではいなかったが、私を助けると言ってくれた」。2人で大谷の銀行口座にアクセスし、1回50万ドル(約7500万円)を8~9回に分けて送金。当時の大谷は「それ(賭博)が違法かどうか聞いてこなかった」。揺るぎない信頼関係が結果としてアダになった。

 水原氏は借金の総額を明かそうとしなかったが、負債については「恥ずかしい」。大谷に打ち明けた後、しばらくは罪悪感にさいなまれ、会うのが辛かったという。一方の大谷は何事もなかったように生活していた。

 ところが、開幕戦後にド軍クラブハウスで行われた緊急ミーティングで事態は一変する。選手たちの前で水原氏が「ギャンブル依存症」であることを告白し、球団幹部は大谷が借金を肩代わりしたことも伝えた。大谷の危機管理担当広報によると、同選手はそこで初めて自分の口座から大金が不正に引き出されたことを知ったという。

 ESPNが再度、水原氏に連絡を取ると、インタビューの大谷に関する大部分の発言を撤回。「大谷にウソをついたのか」の問いにも「はい」と返答した。「翔平に黙って口座から金を引き出したのか」の質問には答えなかったという。危機管理担当広報は「大谷が水原氏に情報をコントロールされ、何も知らなかった」と主張した。

 いったい真実はどこにあるのか。大谷が沈黙を続ける中、水原氏の“単独行動”が既成事実化されようとしている。

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