エンゼルス監督が見た大谷翔平の進化「あの日、本当に恐ろしい打者になった」 日本選手初の本塁打王
米大リーグは今季のレギュラーシーズン全日程を終了し、大谷翔平投手がア・リーグ最多の44本塁打でアジア選手では初となる本塁打王に輝いた。日本生まれの打者では01年のイチロー、新庄剛志両選手のメジャー挑戦から23年目で初の偉業だ。打撃の主要部門では01年と04年に首位打者を獲得したイチロー以来、2人目となった。
試合前に会見でネビン監督は今季の大谷について「より良い打者になったことで本塁打が増えたと思う。ボールをしっかり捉えた時、角度をつけた時、打球は外野フェンスを越えていく。彼独自のインパクトやスイングがあるから他の打者ほど強くバットを振る必要がない」と分析。6月のレンジャーズ4連戦でセンターから左方向へ4本の本塁打を外野スタンドにたたき込んだ打撃を振り返り、「あの日、彼は本当に恐ろしい打者になった」と形容した。
ア・リーグ本塁打部門以外のタイトル争いはブレーブスのオルソンが54本塁打&139打点でナ・リーグの二冠を獲得。オルソンの同僚でもあるアクーニャはメジャー最多の217安打、73盗塁、149得点、出塁率・416で4部門を制した。
▽主な投、打各部門の1位選手
ア・リーグ
首位打者 ディアス(レイズ)・330
本塁打 大谷(エンゼルス)44
打点 タッカー(アストロズ)112
盗塁 ルイーズ(アスレチックス)67
得点 セミエン(レンジャーズ)122
出塁率 大谷(エンゼルス)・412
長打率 大谷(エンゼルス)・654
OPS 大谷(エンゼルス)1・066
最多勝 バジット(ブルージェイズ)、エフリン(レイズ)16
最優秀防御率 コール(ヤンキース)2・63
奪三振 ゴーズマン(ブルージェイズ)237
セーブ クラセ(ガーディアンズ)44
投球回数 コール(ヤンキース)209
被打率 コール(ヤンキース)・206
ナ・リーグ
首位打者 アライズ(マーリンズ)・354
本塁打 オルソン(ブレーブス)54
打点 オルソン(ブレーブス)139
盗塁 アクーニャ(ブレーブス)73
得点 アクーニャ(ブレーブス)149
出塁率 アクーニャ(ブレーブス)・416
長打率 オルソン(ブレーブス)・604
OPS アクーニャ(ブレーブス)1・012
最多勝 ストライダー(ブレーブス)20
最優秀防御率 スネル(パドレス)2・25
奪三振 ストライダー(ブレーブス)281
セーブ べドナー(パイレーツ)、ドバル(ジャイアンツ)39
投球回数 ウェブ(ジャイアンツ)216
被打率 スネル(パドレス)・181





