大谷フィーバー 球宴前日会見に世界各国150人超報道陣集結 明かした意外な私生活とは

恒例のテーブル会見で日米取材陣の質問に答える大谷(撮影・小林信行)
 練習を終え、サインの求めに応じるエンゼルス・大谷(17)
 米大リーグのオールスター戦前日、報道陣の取材に応じる大谷
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 米大リーグのオールスター戦は11日(日本時間12日)にシアトルのTモバイル・パークで行われる。10日には先発メンバーが発表され、3年連続で選ばれたエンゼルスの大谷翔平投手(29)はア・リーグの「2番・指名打者」で3度目のスタメン出場が決まった。投手でも選ばれたが登板しない予定で、この日は恒例の前日会見に出席。野球だけでなくプライベートな質問にも応じ、注目を集めた。

 日、米だけでなく韓国や台湾、中南米のメディアも押し寄せた。3交代制、33分間の多岐にわたった質疑応答。計150人を超える報道陣に囲まれた中、大谷は丁寧に口を開いた。

 相手先発は2日の対戦で3打席2三振に終わった、ダイヤモンドバックスのギャレンだが「(球宴で)まだホームラン打ったことないので打ってみたいなっていうのが一番。しっかり準備して試合に臨みたい」と気合。シーズンでは32本でキングを独走中。07年のイチロー以来、日本選手16年ぶりの球宴MVPには「打席でしっかり自分のスイングができて、ホームランが打てれば十分に取れる」と色気を見せた。

 会見では、あまり語られない意外な私生活の一端も明かした。

 「ホーム(本拠地開催試合)の時は朝ごはんで9時半とか10時に起きて食べてすぐ寝て、また起きて球場に行ってまたご飯食べます」

 二度寝で睡眠時間を確保。遠征先では試合後に外食に出ることもない。「基本的には球場でご飯が出るので、あとは帰っておなかすいたなと思えばホテルで(ルームサービスを)頼んで食べる。次の日も試合があると、なかなか遅く帰ってくるわけには行かないので」。今季の外食についても「記憶にないですね」と徹底している。

 ストイックな生活を送っている印象だが「そんなに息苦しくはないです」と“反論”する。「日本のバラエティーも普通に見ますし、映画とかも見ます。なにってことはないですけど、普通に1人でゆっくり過ごしてます」と話す。

 今オフに球団が持つ6年間の保有権が切れ、FAになる。昨季に続き、8月1日のトレード期限が注目されるが「個人的には気にすることはない。コントロールできないことではあるので。自分が試合の中でコントロールできることに集中したい」と、これまで通り野球に専念。他球団の選手からの“勧誘”には「秘密です」と笑顔で煙に巻き、FAになることにも「まだ全然分からない。毎回言っているが、自分ができることをしっかりとやる。シーズンを怪我なく、納得したものにしたい」と続けた。

 スターが集う真夏の祭典にも浮かれる様子はなく、この日は14日の後半戦開幕投手に備えてブルペンで19球を投げた。投手の調整を終えると、右翼線側席の観客のために即席サイン会を開いた。「WE!WANT!SHOHEI!」とラブコールを合唱したのは開催地、マリナーズのファンたちだ。大谷の注目度と人気はとどまるところを知らない。

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