大谷翔平、左壁直撃二塁打 トラウト45年ぶり5戦連発33号空砲 チームは逆転負け

 4回、二塁打を放つ大谷
 6回、先制2ランを放ったトラウト(左)を迎える大谷(右)
 4回、打席に備える大谷
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 「アストロズ4-3エンゼルス」(9日、ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「3番・指名打者」で出場し、4打数1安打だった。

 角度26度、飛距離106メートルの豪快な一打。大谷が左翼フェンス最上部を直撃する打球を放ったのは両軍無得点の四回だ。初回の打席で空振り三振を喫した右腕マカラーズがカウント2-2から外角低めに投じた136キロナックルカーブをとらえて二塁を陥れた。カウント1-1から自信をもって見送った外角球をストライク判定。思わず、球審の方を振り返ったほどのコースで追い込まれたが、最後は相手の決め球をしっかりとらえた。

 エンゼルスは右肩の張りで長期離脱していたロレンゼンが7月1日の先発で四回までノーヒットノーランの快投。五回にはトラウトが球団45年ぶりの5戦連続本塁打となる33号2ランで先制し、試合の主導権を握った。しかし、1点リードの七回に代わったばかりのワンツが逆転2ランを被弾した。

 大谷は六回の第3打席はワンボールから低めのナックルカーブとチェンジアップを連続で空振りして追い込まれ、ボール、ファウルを挟んで外角スライダーを打って二ゴロ。1点を追う九回は先頭で守護神プレスリーと対戦し、3ボールから153キロ直球を打ち損じてファウル、見逃しストライクでフルカウントとした後、低めの154キロ直球を打って二ゴロに倒れた。

 チームは2点を追う九回1死からウォードの18号ソロで1点差に詰め寄ったが、あと1本が出なかった。

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