マ軍 21歳ロドリゲスと最大18年契約発表 イチローさん絶賛「どこまで行くのか見たい」

 米大リーグ、マリナーズは26日(日本時間27日)、メジャー1年目で20本塁打20盗塁を達成した21歳のフリオ・ロドリゲス外野手と契約延長で合意したと発表した。

 契約は来季から2029年までの7年で、2029年以降は選手側に5年延長の、球団側に10年延長の選択権がある。米大リーグ公式サイトによると、選手側がオプションを行使した場合、2034年まで12年2億1000万ドル(約288億7000万円)が保証され、球団がオプションを行使した場合はエンゼルスのトラウトを抜いてメジャー史上最大の18年総額4億7000万ドル(約646億2000万円)の超大型契約になるという。

 底知れぬ可能性を秘めた21歳を、この日、球団殿堂入り会見を行ったイチローさんも絶賛。春季キャンプではキャッチボールの相手を務めるなど、同外野手を指導しており、「あれだけポテンシャルを持ってるけども、もっともっとうまくなりたいという思いもすごく強い」と、野球に取り組む姿勢を高く評価。「人に対して過剰に期待するとか、そういうことってしないようにしてきたんですけど、フリオに関してはそれをできる選手だと思うので、またそれを見たい、どこまで行くのかを見てみたいので、僕ができること全部やりたいという気持ちですね」。さらに「驚くのは21歳にして、162試合を戦うために毎日同じことを続けられる選手は極々わずかしかいないというのは、僕の経験からの一つの結論ですけど、フリオはそれをすでに持っているし、おそらく、この後も続けるだろうと想像させますね」と、愛弟子への称賛の言葉は尽きなかった。

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