大谷「申し訳なさある」マドン監督の電撃解任に胸中吐露

 マドン監督解任発表を受けて胸中を吐露する大谷(撮影・小林信行)
 解任したマドン監督について話すミナシアンGM(右)とネビン監督代行(撮影・小林信行)
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 大谷翔平投手が所属するエンゼルスが7日(日本時間8日)、前日の試合で球団ワーストの12連敗を記録したジョー・マドン監督の解任を発表した。この日のレッドソックス戦の試合前に取材に応じた大谷は感謝の言葉を口にする一方で「すべてが監督のせいというわけではもちろんないですし、むしろ、自分自身の調子が上がらない申し訳なさいというのがもちろんある」とも話した。

 マドン氏は19年オフにエンゼルスと3年1200万ドル(約15億6000万円)で合意。08年に弱小レイズを球団初のワールドシリーズ進出へ、16年にはカブスを108年ぶり世界一へ導いた手腕を期待されたが、コロナ禍で短縮シーズンとなった1年目は26勝34敗、昨季は77勝85敗でいずれも負け越し、ア・リーグ西地区4位に沈んだ。

 チームは苦しい戦いを強いられたが、昨季は大谷を投打同時出場させ、登板日の前日と翌日には指名打者で出場させるなど、大胆な二刀流起用。首脳陣の期待にこたえ、投打で活躍した大谷は満票でMVPを受賞した。

 今シーズンは開幕から投打の歯車ががっちりかみ合い、5月15日の時点で貯金を11まで積み上げ、アストロズとア・リーグ西地区の首位争いを演じていたが、5月25日から敗戦を重ね、前日6日のレッドソックス戦で完封負け。同一シーズンでは球団ワーストとなる12連敗で借金は2となった。

 球団はこの日からネビン三塁コーチが代理監督を務めると発表した。

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