ヤンキースのドナルドソン、黒人選手に不適切発言で出場停止とコロナ関連リスト入り

 米大リーグ機構(MLB)は23日(日本時間24日)、ヤンキースのジョシュ・ドナルドソン内野手(36)が21日(同22日)のホワイトソックス戦で相手選手に不適切発言があったとして1試合の出場停止と罰金を科したと発表した。また、ヤンキースはこの日、同内野手が新型コロナウイルス関連の負傷者リストに入ったと発表した。

 MLBが問題視したのは21日の試合でドナルドソンがアフリカ系米国人のティム・アンダーソン内野手(28)に向かって茶化すようにメジャー初の黒人選手として知られるジャッキー・ロビンソンの名前で呼んだ点だ。この行為に対し、ホワイトソックスの捕手グランデルが五回のドナルドソンの打席で同選手に詰め寄ったことで両軍ベンチ、ブルペンから選手や首脳陣が飛び出し、フィールド上で一触即発の状態となった。

 13日の試合では三塁走者だったアンダーソンがけん制球で帰塁した際にドナルドソンが力ずくで押し出すようにしてアウトにしようとした“伏線”があり、今回の騒動で両者の関係はさらに悪化する結果となった。

 マーリンズでメジャー初の黒人GMに就任し、現在はMLB上級副社長を務めるマイケル・ヒル氏は声明で今回の騒動に関わった選手らを事情聴取したことを明かし、「ドナルドソン氏の真意に関係なく、アンダーソン氏に向かって発した言葉は敬意を欠くものであり、稚拙な判断によるものだ」と断罪。「さらにドナルドソン氏の発言が両軍総出となる事態を引き起こす要因となった」と、処分の理由を説明した。

 米報道によると、ドナルドソンは異議申し立てをする予定だという。

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