大谷翔平 右股関節張りで途中交代、地元局「彼は常に110%の力でプレー」3番で無安打

 ホワイトソックス戦の7回、投ゴロ併殺に倒れベンチに戻ったエンゼルス・大谷=シカゴ(共同)
 ホワイトソックス戦の7回、投ゴロ併殺に倒れベンチに戻ったエンゼルス・大谷=シカゴ(共同)
 ホワイトソックス戦の7回、投ゴロ併殺に倒れたエンゼルス・大谷=シカゴ(共同)
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 「ホワイトソックス5-6エンゼルス」(1日、シカゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「3番・指名打者」で出場し、3打数無安打1四球、1打点。七回の走塁で右股関節を痛めて九回の打席で代打を送られた。2試合連続無安打で打率を・228とした。あす以降の出場に関しては患部の状態を確認しながらで、3日のレッドソックス戦を見込まれていた先発登板は白紙となった。

 アクシデントは4点リードの七回の打席だ。無死一、二塁の好機。前打席では2死満塁の絶好機で一ゴロに倒れている大谷はカウント1-2から内角低めのボールになるチェンジアップを打って投ゴロ。打席を飛び出した直後に失速し、本来のスピードを出し切れないまま一塁を駆け抜けた。

 九回1死一、二塁の打席ではメイフィールドが代打で出場し、途中交代。球団は「右股関節の張り」と発表した。

 地元局の実況フレンチ氏は試合後、七回の打席のリプレー映像を確認しながら「ジョー(・マドン監督)は素晴らしい点を挙げている。『ショウヘイ・オオタニは常に110%の力でプレーしている』と」と、大谷の全力プレーを説明。解説のホッキング氏は「悪天候(開始時の気温11度)の上に、昨日は雨で中断もありましたが、選手たちは体調を整えなければならない」とコンディションニングの難しさを説きながら「良かった点はすぐに異変に気付いたことですね」と話した。

 この日の大谷は今季初めて3番で出場し、15年サイ・ヤング賞の左腕カイケルと対決。初回、2番トラウトの6号ソロで先制した直後の打席はカウント3-1から5球連続で見送って四球で出塁した。三回無死二、三塁の絶好機は初球、外角低めのカットボールを打って二ゴロ。打点1を記録した。

 3点リードの四回の打席は、前打者トラウトが2死二、三塁から申告敬遠で歩かされ、満塁の場面で一ゴロ。カウント2-1からボール気味の内角119キロスライダーを打って凡退。七回無死一、二塁の打席は投ゴロ併殺だった。

 試合は、エンゼルスの先発ロレンゼンが自己最長の8回1/3、100球を投げて9安打3失点で3勝目。抑えイグレシアスの乱調で反撃を許したが、1点差で逃げ切った。貯金をふたたび7とし、ア・リーグ西地区首位の座を守った。

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