大谷また歴史刻んだ 開幕「1番・投手」“大谷ルール”降板後DH!二刀流フル出場

 開幕戦に先発投手と「1番・DH」で出場し、投球する大谷(共同)
 1回、遊ゴロに倒れる大谷
2枚

 「エンゼルス1-3アストロズ」(7日、アナハイム)

 米大リーグが7日(日本時間8日)、各地で開幕した。エンゼルス・大谷翔平投手(27)は、メジャー史上初めて開幕戦で「1番・投手」で出場し、投手では五回途中4安打1失点、9奪三振。打者では4打数無安打だった。降板後は指名打者として打席に立つ『大谷ルール』を両リーグ通じて初めて利用。超満員の本拠地を“ショウ・タイム”で沸かせた。

 予定通り、メジャー36度目の先発登板で一番速い初球を投げた。自身初の開幕投手。MLB史上初めて開幕戦に「1番・投手」で出場した大谷がプレーボール直後に99・8マイル(約160・6キロ)の直球を投げ込んだ。

 相手は首位打者3回の巧打者アルトゥーベ。「初球はおそらく振ってくるという話をしていたので変化球を投げるつもりはなかった。100マイルを投げろって言われたので」。打てるもんなら打ってみろ-。自信をもって右腕を振った。

 昨季のMVPが奪三振ショーで超満員4万4723人を熱狂させる。先頭アルトゥーベをスプリットで斬ると、二回から三回にかけて4者連続K。直後に連打を浴び、1点を失ったが、四回は3者三振だ。五回に9個目の三振を奪ったところで降板。地元ファンが総立ちになって魂の投球を称えた。

 “ショウ・タイム”は終わらない。降板後もDHとして出場できる“大谷ルール”を早速、利用した。僅差の戦い。MVPコールを受けて打席に立った。

 2点を追う八回2死三塁の好機は右翼への大飛球。「自分の中では行ったかな、と」。今季初安打はお預けとなったが、「内容自体は良かった」と満足感を漂わせた。

 最高気温34度。二刀流でフル出場した。「自分の体としては全然いける。自分で取られた点を取りたいなという気持ちで打席に立ちました」。5年目の開幕戦を笑顔で終えることはできなかったが、その表情に暗さはない。「明日以降、切り替えて頑張りたい」。見る者の心を揺さぶる“ショウ・タイム”は始まったばかりだ。

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