米大リーグ4・8開幕へ 新労使協定合意 ロックアウト解除 米報道

 米大リーグ機構と選手会が10日(日本時間11日)、労使協定で合意し、4月7日(同4月8日)に開幕する、と複数の米メディアが伝えた。米スポーツサイト「アスレチック」のドレリッチ記者のツイッターなどによると、開幕は当初予定していた3月31日から1週間遅れるが、試合削減はなく、シーズンの3日延長とダブルヘッダーで全162試合を実施するという。

 旧労使協定が失効した昨年12月からオーナー側が球団施設封鎖などを実施したロックアウトは99日目で解除される見込み。広島からポスティングシステムを使って米球界移籍を目指す鈴木誠や、マリナーズからFAになった菊池の交渉も再開されることになる。

 交渉は前日に機構が国際ドラフト導入を交渉材料に挙げたことで選手会が猛反発。期限までに妥結できず、マンフレッド・コミッショナーは声明を出し、開幕4カードを中止し、4月14日(同4月15日)に再延期すると発表した。

 しかし、一夜明けたこの日の交渉は、国際ドラフト導入案について選手会の回答期限を7月25日とし、同意した場合は選手会が要求しているクオリファイング・オファー制度の廃止を実施することで意見が一致し、一気に前進。金銭面の主要争点では機構案に対し、選手会は賛成26、反対12で賛成票が2/3に達したため、機構案に譲歩する形で合意に至った。

 選手の待遇面では、最低保証年俸が昨季の57万500ドル(約6560万円)から23%アップの70万ドル(約8050万円)で、1年ごとに2ドル(約230万円)の昇給。ぜいたく税年俸総額基準額は昨季の2億1000万ドル(約241億5000万円)から9%アップの2億3000万ドル(約264億5000万円)で26年は2億4400万ドル(約280億6000万円)まで上昇。昨季まで存在しなかったメジャー在籍3年未満の選手のためのボーナス共同資金は5000万ドル(約46億円)だという。

 その他の項目では新たにナ・リーグでも指名打者制を導入し、ドラフト指名権抽選制が採用される。

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