大谷、MVP最終候補 米記者「オオタニのための賞」 イチロー以来20年ぶり快挙へ
全米野球記者協会(BBWAA)は8日(日本時間9日)、今季の各賞の最終候補3人を発表し、エンゼルスの大谷翔平投手(27)がア・リーグMVPのファイナリストに入った。
今季の大谷は打者で46本塁打、100打点、投手で9勝を挙げるなど、投打にわたる歴史的な活躍で、ここまで選手間投票や米メディアの「年間最優秀選手」や米大リーグ機構の「コミッショナー特別表彰」など、8冠に輝いている。
最終候補3人はBBWAAの公式サイトのほか、メジャー専門局「MLBネットワーク」でも発表。大谷の対抗馬としてメジャー最多タイの48本塁打、打率・311のゲレロと、45本塁打、102打点をマークしたセミエン(ともにブルージェイズ)が名を連ねたが、同局のベルドゥーチ記者は「オオタニのための賞。すべての1位票が彼に集まると思う」と満票選出を予測した。
また、元選手で同局解説のレイノルズ氏は「これは空想の世界の話。すでに100万回ほど言われているが、こんな選手は見たことがない」と絶賛した。
MVPはBBWAAから選ばれた30人が10人連記で投票。投票は公式戦最終戦翌日に締め切られており、18日(同19日)に発表される。日本選手では01年のイチロー(マリナーズ)以来、20年ぶりの快挙を疑う者は誰一人としていない。



