アストロズ 崖っぷちから逆転勝ちで2勝目 グリンキーが98年ぶり投手代打安打

ブレーブス戦の8回、適時打を放つアストロズのコレア=アトランタ(共同)
ブレーブスに勝ち、喜ぶアストロズナイン=アトランタ(共同)
ブレーブスに勝ち、タッチを交わすアストロズナイン=アトランタ(共同)
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 「ワールドシリーズ・第5戦、ブレーブス5-9アストロズ」(10月31日、カンバーランド)

 4年ぶりの覇権奪回を目指すアストロズ(ア・リーグ西地区1位)が逆転勝ちでシリーズ2勝目。26年ぶり頂点に王手をかけていたブレーブス(ナ・リーグ東地区1位)は初回の満塁弾で4点をリードしたが、投手陣が踏ん張れなかった。第6戦は2日(日本時間3日)、戦いの場をアストロズの本拠地ヒューストンに戻して行われる。

 アストロズは先発バルデスが初回に満塁弾を浴びる苦しい立ち上がり。しかし、二回1死一、二塁から7番ブレグマンの中越え二塁打で1点を返し、マルドナドの犠飛で2点目を奪った。

 三回には遊撃失策と四球で無死一、二塁とすると、コレアが代わったばかりの2番手右腕チャベスから適時二塁打を放ち1点差に詰め寄り、後続の内野ゴロで同点にした。

 その裏にバルデスがブレーブスの主砲フリーマンにソロ本塁打を被弾して勝ち越しを許したが、五回にコレアとグリエルの安打などで2死二、三塁とし、ブレグマンへの申告敬遠で満塁。続く8番マルドナドの押し出し四球で追いつき、代打ゴンザレスの詰まった打球が左前へ落ちて2走者が生還した。

 七回は2死二塁からマルドナドが適時打を放ちこの日3打点目をマーク。第4戦まで打率・143(14打数2安打)と苦しんでいた3番コレアは八回にこの日3安打目となる左前適時打を放ち、復調を印象づけた。

 前日の第4戦に先発したグリンキーが四回に中継ぎガルシアの代打で起用され、時速170キロの高速打球で右前打。大リーグ公式サイトによると、ポストシーズンで投手が代打で安打を記録するのは1923年のワールドシリーズ第5戦でニューヨーク・ジャイアンツのジャック・ベントリーが右前打を放って以来、98年ぶりだという。

 ブレーブスは初回、前日に代打決勝弾を放った先頭ソレアの左前打を足掛かりに2死満塁とし、6番デュバルが初球、外角153キロシンカーを右翼席へグランドスラム。試合の主導権を握ったかに見えたが、投手陣がリードを守り切れなかった。

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