大谷、契約延長交渉前向き「オープンな気持ちで話す」「補強は楽しみ」来季年俸6億円

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が今季最終戦となった3日(日本時間4日)のマリナーズ戦の試合前にオンライン会見。投打で大活躍を見せた4年目を総括し、「より多く試合に出られたというのは単純に楽しかったですし、それだけ試合に貢献できる頻度が高いということは選手としてもやりがいがあると思うので、そうですね、すごい楽しい1年だったかなと思います」と話した。

 会見ではエンゼルスとの契約延長に関する質問にも答えた。自身は昨オフに2年850万ドル(約9億4000万円)で合意し、今季の年俸300万ドル(約3億4000万円)と来季の年俸550万ドル(約6億円)が保証されている。

 球団は23年まで同投手の保有権をもつため、現時点では契約延長交渉は行われていないが、「話が来たら応じるか?」との問いに「そうですね。もちろんこの4年間、一番近くで支えてもらった球団ではあるので、もちろん、オープンな気持ちで話すと思います」と前向きな姿勢を見せ、「契約の話があるないにかかわらず、まずは来年、勝てるように個人としても、もう1回、しっかりオフシーズンを過ごしたいなと思ってます」と話した。

 9月26日の会見ではエンゼルスについて「(エンゼルスの)ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も人も好きではあるので」と球団愛を語る一方で「ただ、それ以上に勝ちたいっていう気持ちの方が強いですし、プレーヤーとしてはその方が正しいんじゃないかなと思ってます」と、勝利にこだわる姿勢も示した。

 すでにミナシアンGMとマドン監督は来季に向けてのチーム強化を明言。「オフの動きが契約延長の交渉に影響するか?」と問われると、「どうですかね。基本的には、今いるメンバーがまず、けがをせず、自分を含めてしっかり1年間やるっていうのが大前提なので、そのためのオフシーズンを過ごしたいなと思ってるので、その中でいろんな補強があると思うんですけど、楽しみにというか、来年1年、どういう選手と(一緒に)できるのかな、というのも楽しみにしてます」と話した。

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