大谷が10戦ぶり45号 指揮官は“有終の美”を確信「投打とも力強く終われる状態」

 8回に45号本塁打を放ち、ベンチで祝福されるエンゼルス・大谷
 8回、45号本塁打を放つエンゼルス・大谷
 8回、45号本塁打を放つエンゼルス・大谷
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 「エンゼルス5-10アストロズ」(21日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場し、八回に10戦46打席ぶりとなる45号ソロを放つなど、4打数2安打1打点。3戦ぶり37度目のマルチ安打で打率は・257。本塁打王争いはトップのゲレロ(ブルージェイズ)とペレス(ロイヤルズ)に1本差。エンゼルスではトラウトに並ぶ史上2位に並び、球団記録の47本まで2本とした。チームは5連敗で借金7。

 みんなが待ち望んでいた豪快な一発。大谷が八回の第4打席で時速187キロ、飛距離136メートルの打球を本拠地の右翼席中段に叩き込んだ。

 試合後の会見でエンゼルスのマドン監督は大谷の一打を「ボールが破壊されていた」と表現。六回の第3打席で放った時速175キロのラインドライブを振り返りながら「あれも良かったと思った」と言った。

 最近5試合で見たセンターから左方向への打球を「いい兆候だと思う」とした指揮官は「このまましっかりとストライクゾーンの見極めができれば、とてもいい打球を打つ姿が見られるだろう」と完全復調に期待。「彼は大丈夫だ。打席でもマウンドでもとても力強くシーズンを終われる状態にある」と話し、残り11試合の活躍を確信していた。

 1918年のベーブ・ルース以来、103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」に王手をかけている大谷。米記者から本命視されているMVPについて問われたマドン監督は「他の選手は2位、3位、4位だと思う」と、絶妙な言い回しで大谷の受賞に自信を見せた。

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