大谷翔平、打率急降下・255 前DeNAパットンの前に遊飛に倒れる

 「エンゼルス0-4レンジャーズ」(6日、アナハイム)

 エンゼルスは今季12度目の完封負けで借金2となった。「2番・指名打者」で出場した大谷翔平投手(27)は4打数無安打2三振に終わった。

 3点を追う八回の第4打席は2死三塁の好機に昨季までDeNAで4季プレーした3番手・パットンと対戦。全球直球で0-2と追い込まれてからの3球目、内角高めの直球をフルスイングしたが平凡な遊飛に終わった。パットンは小さくガッツポーズを作った。

 その前の打席では悔しい思いをしていた。六回の第3打席はフルカウントから外角低めの球を見逃して、四球を確信して一塁方向に歩きかけたが、判定はストライク。見逃し三振に倒れた。違う、とばかりに右手を振って天を仰ぐ大谷。ファンも判定に対して大ブーイングで抗議した。

 初回の第1打席は左飛、三回の第2打席は空振り三振に倒れた。

 大谷は9月の5試合中4度目の無安打。直近14戦で9度目の無安打となった。今季の成績は打者で132試合(代打8試合)に出場して、打率・255は開幕直後を除くと6月9日以来の今季ワーストタイとなった。

 本塁打はメジャートップの43本、ア・リーグ6位タイの93打点、同3位タイの23盗塁をマークしている。

 本塁打王争いは43本の大谷がトップ。2位で追うペレス(ロイヤルズ)とは2本差。大谷とともにMVP候補に挙がっているゲレロ(ブルージェイズ)はこの日40号ソロを放ち、3本差となっている。

 エンゼルスは7日(日本時間8日)からナ・リーグとの交流戦に臨みパドレスと対戦。指名打者制ではないため、大谷は代打待機する方向。パドレスは8日(同9日)の2戦目にダルビッシュ有投手が先発する予定となっている。

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