大谷翔平 直近5戦4度目の無安打 指揮官が助言「左中間を意識するスイング必要」
「エンゼルス1-4ヤンキース」(1日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・指名打者」で出場し、4打数無安打3三振。2戦連続、直近5試合で4度目のノーヒットで打率を・260に下げた。チームはヤンキースのエース、コールに7回で1点を奪うのがやっと。大谷の3三振を含む15三振を喫し、連勝は3で止まった。
8月16日の対戦で3打席無安打に封じられたコールとの再対決。ここまでア・リーグトップの13勝、同3位の防御率2・80、同2位の200奪三振をマークし、サイ・ヤング賞有力候補の右腕へのリベンジが期待されたが、結果は3打席連続空振り三振。ナックルカーブとチェンジアップを織り交ぜた緩急の投球で追い込まれ、全打席で最速160キロの剛球でねじ伏せられた。
3点を追う九回の打席では18年5月27日以来の対決となった剛腕クローザー、チャプマンに159キロの直球で二飛に打ち取られた。
直近5試合は安打は本塁打1本だけで4度目のノーヒット。8月21日以降の10試合は3本塁打を放っているが、その間の打率は・118(34打数4安打)と安定感を欠いている大谷について試合後のマドン監督は「少し引っ張り過ぎているのかもしれない。左中間を意識するスイングが必要だ」と助言。「何よりも一番大きな修正点はセンター方向への打球に戻すことだと思う。長いシーズン。ずっと完璧でいることはできない。しかし、シーズン序盤はセンターから左方向への打球がたくさんあった。右のパワーヒッターにしか打てない左翼にあるブルペンへのホームランを打っていた。反対方向へ打てるようになれば、彼は大丈夫だ」と話した。



