大谷 右手に150キロ直撃もプレー続行 球団初の「40本塁打、20盗塁」達成
「エンゼルス10-2パドレス」(28日、アナハイム)
本拠地が凍りついた。エンゼルス・大谷翔平投手(27)が初回の打席で右手に150キロ直球を受けた。胸元への投球。よけきれずにスイングする形で利き手を直撃。右手小指の付け根から手首のあたりが赤く変色した。
死球かと思われたが、三塁塁審の判定はスイングで空振り三振。マドン監督は抗議したが覆らなかった。
ベンチに戻ってアイシングなどの治療。指揮官によると、試合中にレントゲン検査を受けた。「私の知る限りでは、彼は大丈夫だ」。交代することなく、プレーを続行した。
2戦連続無安打に終わったが、五回に四球で出塁し、今季20盗塁目となる二盗を成功させた。すでに41本塁打を記録しており、球団史上初の「40-20」を達成。マドン監督は「見事だ」とその偉業を称えた。