痛っ!大谷翔平、右手首に投球直撃 死球でなくスイングとられ三振 31日先発予定も
「エンゼルス-パドレス」(28日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(27)が右手首付近にボールを受けた。
10日のブルージェイズとのダブルヘッダー第1戦以来、18試合ぶりの2番打者として、指名打者で先発出場。初回無死一塁、パドレスの先発左腕ウェザーズに対し、ファウル3本のあとの4球目。顔面付近に来る内角高めのボールに対し避けるようにバットを出した右手首外側付近に直撃した。大谷は右手を押さえて苦痛の表情を浮かべた。
死球と判断し一塁ベース上でトレーナーによる患部のチェックを受けていたが、スイングをとられ、判定は三振。マドン監督が審判団に抗議したが、判定は覆らなかった。
ベンチでは患部をアイシングしながら戦況を見つめた。大谷は31日のヤンキース戦に登板予定となっている。
エンゼルスはウェザーズに対し打線の組み換えに着手。フレッチャーを1番に、大谷を2番に戻し、球宴後26試合で1本塁打、8打点のウォルシュを5番に下げ、アデルを4番に置いた。
大谷は試合前の段階で124試合(代打8試合)に出場し、打率・266、メジャートップの41本塁打、同5位タイの89打点、ア・リーグ5位タイの19盗塁。日本選手では13年のイチロー(ヤンキース)と青木(ブルワーズ)以来、8年ぶりの20盗塁にあと1に迫っている。
本塁打王争いはトップを独走しているが、ロイヤルズのペレスがこの日のマリナーズ戦で4戦連発37号2ランを放ち、ゲレロ(ブルージェイズ)を抜いて単独2位に浮上し、猛追している。同捕手は1985年にフィスクが樹立したア・リーグの捕手最多本塁打記録に並んだ。
▽エンゼルスのラインアップ
1番・二塁 フレッチャー 打率・291、2本塁打、42打点
2番・DH 大谷 打率・266、41本塁打、89打点
3番・三塁 ゴセリン 打率・278、5本塁打、32打点
4番・右翼 アデル 打率・224、1本塁打、16打点
5番・一塁 ウォルシュ 打率・260、23本塁打、73打点
6番・左翼 アップトン 打率・214、17本塁打、40打点
7番・捕手 スズキ 打率・224、4本塁打、12打点
8番・中堅 マーシュ 打率・264、1本塁打、13打点
9番・遊撃 メイフィールド打率・203、7本塁打、18打点