大谷 2冠見えた!キング独走37号&トップ1差の81打点

 「エンゼルス8-7ロッキーズ」(28日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が28日(日本時間29日)、本拠地でのロッキーズ戦に「2番・指名打者」で出場。北米と南米出身者以外では最多となる37号3ランを放つなど3打数2安打3打点でチームの逆転勝利に大きく貢献した。これで今季の打点数を81とし、トップと1差の単独2位に浮上。独走する本塁打王争いに加え、2冠を射程圏に捉えた。

 また一つ歴史を塗り替えた。四回、3番手右腕・ティノコから豪快に逆転の一発を右翼席へたたきこんだ。打った瞬間にスタンドインを確信し、ゆっくりと歩き出した大谷。球団によると、37本塁打は2019年のツインズのケプラー(ドイツ出身)を抜き、カリブ海諸島を含めた北米と南米以外の出身者のシーズン最多本塁打記録を更新した。

 「いいところで打てたのでそれが特にうれしい」と振り返った打撃は、2死一、二塁の場面だった。「本塁打でなくても、とにかく点を取りたい」と臨み、やや体勢を崩されながらも一振りで2点差をひっくり返した。

 本塁打王争いはリーグ2位のゲレロ(ブルージェイズ)に5本差で快走し、打点もリーグ最多のディバース(レッドソックス)に1差の81とした。完全に2冠を射程圏に捉えたが「いい位置にいるので、もちろん取りたいという気持ちは誰しもそこら辺にいればあるかなと思う」と珍しくタイトル獲得への意欲を口にした。

 ただし、八回の最終打席でバントの構えを見せるなど、個人成績のために強引になる様子はない。「とにかく(チームが)勝てるように集中していけば、おのずといい結果が生まれると思っている」と自然体で快挙に挑む。

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