大谷翔平6回3安打無失点8奪三振も勝敗つかず 七回から右翼の守備へ

 「アスレチックス-エンゼルス」(19日、オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が「2番・投手」で、後半戦初、今季11度目の投打同時出場。6回96球を投げて3安打無失点で降板。MAX159・7キロの直球と、スプリット、スライダーを有効に4連続を含む8三振を奪った。防御率は3・21となった。

 ただ、打線もアスレチックスの先発左腕アービンから得点が奪えず、熱のこもった投手戦は0-0で進んだ。大谷は援護のないまま降板。メジャー1年目を超える自己最多5勝目はお預けとなった。

 大谷はそのまま七回から右翼の守備に入った。外野の守備に入るのは6月10日のダイヤモンドバックス戦以来5度目となった。

 大谷は二回は1死から二塁打を打たれたが、このピンチを2連続三振で切り抜けた。三回も1死から四球と二塁打で二、三塁とされたが、後続を三振、二ゴロに斬った。

 打席では両軍無得点の三回2死一塁で迎えた第2打席。アービンの内角高めの球を捉えた打球は時速187キロを記録。ライナーで中堅手の頭を超える二塁打となった。一走フレッチャーが本塁を狙ったが、寸前でタッチアウト。マドン監督がチャレンジしたが、判定は覆らず、自らを援護する先制打とはならなかった。

 初回無死二塁で迎えた第1打席は中飛に倒れた。六回の第3打席は空振り三振に倒れた。

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