大谷に世界が熱狂!延長!また延長!本塁打競争初戦敗退も「楽しかった」

 すがすがしい表情で本塁打競争を語る大谷(撮影・小林信行)
 本塁打競争の1回戦でソトと対戦する大谷(共同)
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 「米大リーグ・ホームランダービー」(12日、デンバー)

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が、オールスター戦前日のホームランダービーに日本選手として初めて出場した。優勝候補筆頭として期待される中、1回戦でホワン・ソト外野手(22)=ナショナルズ=と2度の延長戦にもつれる熱戦を繰り広げた末に敗退。それでも超満員のスタンドを熱狂させた。

 上半身を折り曲げて、膝に手を突く。肩で息をした。とめどなく噴き出す汗。顔を上げることができないほど疲労はマックスに達していた。ホームランダービー史に残る死闘。大谷は開口一番、「楽しかったですね、はい」と言い、上気した顔をほころばせた。

 本番前には見る者の度肝を抜いた。出場選手による1分半の予行演習で、トリを務めて10スイングで4発。最後は右翼席最上4階へ155・4メートルの豪快弾で客席を仰天させた。

 日本選手として初、投手が打席に立つのも初めてとなった歴史的大会。堂々の第1シードでの出場だったが苦戦した。開始から9スイング連続でボールの上を叩き、ゴロや低いライナーを連発した。

 メジャーの公式戦で打撃練習は室内ケージが基本。屋外で打つのは4月1日の開幕戦以来だった。緊張はなく、気持ちは「常に一定」だったいう。だが、ボールとの距離感をつかめず、約3カ月のブランクを埋めるに15スイングを要した。

 先攻・ソトの22本に対し、持ち時間の3分で16本。1分のボーナスタイムで同点に追いつき、1分間の延長でもタイとなった。

 熱戦に観客も見守る選手も大興奮。休憩中にチームメートのトラウト、元同僚のプホルスから応援の電話を受け、花巻東の先輩のマリナーズ・菊池からは“力水”をもらって奮闘した。最後は3スイング勝負でソトは3連発を放ったが、大谷は1スイング目でゴロに終わって力尽きた。

 計5分間で68スイングで28本塁打。勝負には敗れたが、飛距離500フィート(約152・4メートル)以上は史上最多の6本。本塁打キングの意地は見せた。

 この日は、他の選手と同じように1月に死去したハンク・アーロン氏を偲び、背番号「44」のユニホームを着用して参加。来年以降のリベンジには「選ばれないといけないので」と慎重だったが、「出られただけでもいい経験」。財産となったことは間違いない。

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