大谷への“暴言”で非難のレ軍投手が釈明「俺は悪くない。彼に向かって言ってない」

 エンゼルスの大谷翔平投手(27)へ暴言を吐いたとしてSNS上で非難されたレッドソックスのアダム・オッタビノ投手(35)が「俺は悪いとは思ってない。彼に向けて言ったことではない」などと釈明した、と10日(日本時間11日)、ボストン・ヘラルド紙電子版が伝えた。

 SNS上で話題になったのは大谷の27歳の誕生だった5日の試合。レッドソックス1点リードの九回に登板したオッタビノは最後の打者、大谷を二ゴロに打ち取ると、ベンチへ戻る大谷の方へ近づき、わめき散らした。中継局は音声を拾っておらず、実際に何を言ったかは不明だが、同投手の口の動きから「ハッピー・バースデー」と言った後に放送禁止用語を発したとされ、問題のシーンが拡散された。

 -・ヘラルド紙によると、オッタビノは「僕は彼の大ファンだ」と公言しており、大谷が日本でプレーしていた時から映像を見ていたというほど。当時の心境を「あの試合で俺はいい投球をしていなかった。やすべきことができていなかった。先頭打者を歩かせて球審にも自分にもフラストレーションがたまっていた」と振り返り、「怒りの場に身を置いていた。彼の誕生日のことは知っていたし、みんなが彼にヒットを打ってほしいと思っていたことも知っていた。だから『誕生日になんもやらねえ、絶対に抑えてやるぞ』っていう気持ちが態度に出てしまった。俺の言ったことは彼に向けてではなかった。ところかまわず叫んだだけだった」と説明したという。

 同投手は「カッとなってしまったことにはうしろめたさを感じている」と、自身の振る舞いを反省したが、同紙記者の大谷には連絡した?との問いには「俺は悪いとは思ってないからしていない。本当にあれは彼に向けたものではなかった。誰も俺の言ったことは聞いていなかったし、彼も聞いていなかった」と話したという。

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