レンジャーズ有原、三塁踏ませない好投で2勝目 2戦連続無失点 元同僚・大谷封じる

 試合後のオンライン会見で大谷との初対決を振り返る有原
 エンゼルス戦に先発したレンジャーズ・有原=アナハイム(共同)
 エンゼルス戦の6回途中、降板を告げられるレンジャーズ・有原(奥中央)=アナハイム(共同)
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 「エンゼルス4-6レンジャーズ」(19日、アナハイム)

 レンジャーズの有原航平投手(28)が5回2/3を投げて2安打無失点、6三振2四球で2勝目を挙げた。日本ハム時代の同僚で、「2番・指名打者」で出場したエンゼルスの大谷翔平投手(26)を2打席無安打に抑えるなど、三塁さえ踏ませない快投だった。77球を投げてストライクは47球。防御率を2・21とした。

 前回、14日のレイズ戦でうれしいメジャー初勝利を手にした有原。2登板連続で中4日となったマウンドは初回、先頭フレッチャーに中前打を許す。迎えた打者は17年まで同僚だった大谷。初球、ほぼ真ん中の150キロ直球をファウルにされた後、2球連続でチェンジアップが低めに外れてカウント2-1。4球目、142キロカットボールで一ゴロ併殺に仕留めると、3番トラウトを宝刀スプリットで空振り三振に斬った。

 二回は1死から四球を出すも6番プホルスを148キロ直球で二ゴロ併殺。三回は2三振を含む三者凡退。四回は大谷の飛距離122メートルの打球を中堅ガルシアがフェンス際でジャンピングキャッチの美技にも助けられ、無安打に抑えた。

 五回は4番アップトンからの3人を8球で料理。好投する有原を援護すべく、味方打線は六回に一挙5点を奪って6点をリードした。

 六回は先頭イグレシアスからスプリットでこの日6つ目の空振り三振を奪い、8番スズキを中飛。2死としたが、そこから9番レンヒフォにストレートの四球、続くフレッチャーに右前打を打たれて2死一、二塁とピンチを背負うと、ウッドワード監督がベンチから飛び出し、交代を告げた。

 前回と同じ5回2/3。しかも球数はわずか77球、大谷との3度目の対決を目前にしての降板とあってか、ベンチに戻る有原の表情は悔しそうだった。

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