大谷翔平、「楽しかった」1年ぶり有観客試合で2安打2得点

オンライン取材に応じる大谷
オープン戦初出場のホワイトソックス戦で、1回に右前打を放つエンゼルス・大谷=テンピ(共同)
ホワイトソックスとのオープン戦前、マドン監督(右)と話をするエンゼルス・大谷(左)=テンピ(共同)
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 「オープン戦、エンゼルス4-4ホワイトソックス」(1日、テンピ)

 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が今季初実戦となったオープン戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数2安打2得点だった。

 昨年9月27日以来となる実戦に臨んだ大谷は1回1死走者なしの場面でメジャー4年目の右腕マクレーと対戦。2球連続でゾーンを外れるスライダーを見送った後、3球目、やや内寄り低めの球を鋭く振り抜くとゴロ打球が一、二塁間を破って右前へ達した。

 打席内で意識した点について「一番は見え方ですね」と話した大谷は、第1打席を「2個インコーススライダーを見送っているのも、途中まで打ちに行って打てそうだなと思いつつ、ボールなので打たないという判断ができてる打席なので、そういう見え方ができてる時というのはいい結果が出るのかなと思ってます」と振り返った。

 メジャー1年目の18年以来、3年ぶりに実戦初打席初安打を記録すると、後続のトラウト、プホルスの連打で先制のホームを踏んだ。

 三回1死走者なしの第2打席では3番手バールから左前打。1ボールからの2球目、内角高めの直球に詰まらされながらもライナー性の打球を左前へ運んだ。

 「(ボールとの)距離感も良かったですね。多少、差し込まれた分、打球が上がらないで単打になってるという感じですけど、ミスした中でもそういう(バットの)軌道に入っていけるというのが、ひとつ距離が取れてるのかなと思います」。

 2打席連続安打で出塁した後はトラウトの四球で二進。プホルスの右前適時打で2得点を記録した。

 新型コロナウイルス対策として入場者数が制限される中、この日は1864人の前でプレーした。「楽しかったですね、やっぱり。去年の公式戦よりも公式戦っぽいというか、オープン戦ですけど、お客さんが入った方が野球をやってるなっていう感じはするので、打てる、打てないにかかわらず、楽しかったです」。昨年のオープン戦以来、1年ぶりに聞く声援に気持ちを高ぶらせた。

 最初の2打席は1つ目のストライクを積極的に打ってヒットにしたが、4-4の四回無死満塁の絶好機は2球連続で内角直球ストライクを見送った。「満塁なのでしっかりと強く打つことが大事。最初の2球はきわどいところ、積極的に行くのはもちろんありですし、多少タイミングが合わなかったのかなっていうのがあるので、その分、きわどいボールを見送るという感じになった」。カウント1-2からの4球目、内角スライダーを打って三飛に倒れたスイングは「最後のボールに対しては、反応自体は悪くなかったので、あとはバットの出し方だったりとかで結果が変わってたのかなと思います」と自己分析した。

 3打席を終えてオンライン会見に応じた大谷は開口一番、「いい感じではとらえにいけてるかなと思います」。2安打の結果には「ヒットが出るに越したことはない。1打席1打席、どういうふうに球が見えているのか、最初の2、30打席は大事なので、その後にしっかりと振れてるかどうかっていうのがくるのかなと思います」と話した。

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