ハンク・アーロン氏死去 MLB歴代2位755発、差別と闘いルース超えた

 米大リーグ歴代2位の通算755本塁打を放ったハンク・アーロン氏が22日に死去した。86歳。現役時代に所属したブレーブスが発表した。死因は非公表。アフリカ系米国人で人種差別と闘いながら、メジャー史に名を刻んだレジェンド。ソフトバンク・王貞治球団会長(80)らが追悼するとともに、その功績に敬意を表した。

 派手さはなく「静かな英雄」と呼ばれたアーロン氏が、天国へ旅だった。人種差別に負けず、不屈の精神でベーブ・ルースの本塁打記録(714本)を更新。日本では王氏の「本塁打世界記録」樹立の際に注目を浴びると、王氏に敬意を抱いて親交を結んだ。

 34年に南部アラバマ州モービルで生まれ、黒人リーグを経て54年にブレーブスで右打ちの外野手として大リーグデビュー。57年に本塁打、打点の2冠で最優秀選手に輝き、チームをワールドシリーズ制覇に導いた。

 本塁打王と打点王は4度、首位打者は2度獲得。76年限りで現役引退するまで通算2297打点は歴代1位、3771安打は同3位。最多本塁打記録は薬物疑惑が取り沙汰されたバリー・ボンズに2007年に抜かれるまで守った。オールスター戦は21年連続選出、ゴールドグラブ賞は3度受賞。82年に米国野球殿堂入りし、背番号44はブレーブスとブルワーズで永久欠番になった。

 米スポーツ界でもツイッターなどに悼む声があふれた。プロバスケットボールのNBA、レーカーズで活躍したマジック・ジョンソン氏は「米国の英雄、象徴、殿堂選手のアーロンさん、安らかに眠ってください」と冥福を祈った。

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