人種差別問題に関して積極的な発信を続けている女子テニスの大坂なおみ選手(日清食品)が21日、米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)に「アスリートよ、声を上げよう」と題する文章を寄稿した。「私たちがスポーツ選手だというだけで、黙っているべきだということはない」などと訴えた。
大坂選手は2度目の優勝を果たした全米オープン(8~9月)で、白人警官らから暴力被害を受けた黒人の名前入りのマスクを着用し反響を呼んだ。「スポーツ選手が意見を表明すると批判される。しかし、スポーツが政治と無関係であったことはない」と強調した。(共同)